Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「じゃあ ゆっくり楽しんでくれよ」
「はい。ありがとうございます」
ご夫妻と別れて他のお知り合いの方達や、初めましての方達とご挨拶をして。
はぁ~
それだけでくたびれるわ。
相変わらず恭介さんは女性陣の視線を集めているし。
まぁ、こんなとこでヤキモチ妬いても仕方ないんだけど。
――
―
一通り挨拶を済ませ、少しお食事を頂き
うん、やっぱり一流ホテルだけあって美味しいわ。
「もう、いいか?」
「えっ?」
恭介さんを見ると何だか笑ってる。
何か面白いことあったかしら。
「飯は堪能したか?」
「えっ?」
「クククク…お前 嬉しそうに食ってる」
「……」
いや、そんなに嬉しそうですか?
「もう行くぞ」
「帰るんですか?」
「これで役目は果たしたからな」
「はい」
相変わらず苦手というかめんどくさがりだわ。
新年会のようなパーティーはご挨拶ばかりだもんね。
「じゃあご挨拶して行きますか?」
「あぁ」
広瀬さんご夫妻にご挨拶をして会場を後にした。