Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



涼はおまけかぁ。


って納得してどうすんのよ。


涼は大事な大事な王子様なんだから。


「何、百面相してんの?」


ひ、百面相?


「し、してませんから」


「クッククク…」


笑われた。


――





うん?


な、何か…視線を感じるんですけど?


「ど、どうかしましたか?」


「いや、久しぶりに項を見せてんなと思って」


「……」


あ、そう言えば今のヘアスタイルは片サイドに流して緩く纏めてある。


「へ、変ですか?」


友達達がしてくれたんだけど…似合わないのかなぁ。


「いや、似合ってる。てか、涼が生まれてからこんなに女っぽいお前を見るのは初めてかも」


「……」


女っぽい私って…


いつもの私は女じゃないんでしょうか?



< 283 / 1,863 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop