Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



普段家で二人になった時も甘いけど、今晩はシチュエーションがシチュエーションだから余計に甘く感じるのはアルコールのせいかしら?



「志織」


「はい?」


「ん」


「えっ?」


恭介さんがポケットから何かを取り出して私に


「お年玉だ」


「えっ?お年玉…ですか?」


「あぁ。…要らないのか?」


小箱を手に乗せたままポカンと恭介さんを見ている私にじれったくなったのか片眉が。


「い、要ります。ありがとうございます」


「ん」


「開けていいですか?」


「あぁ」


リボンを解いて開ける。


「わぁ~綺麗」


中にはルビーの指輪


プラチナ台に可愛いルビーが輝いてる。


「ありがとうございます」


「ん。貸してみ」


恭介さんに指輪を渡して


左手を取られて中指にはめてくれた。


「本当に綺麗」


マジマジと指輪をはめられた手を見る。


「いつも仕事と家事と育児に頑張ってる褒美だ」


「恭介さん」


珍しく褒めてくれてる。


フフ 褒めるなんて滅多にないから照れ臭いみたい。


頬がほんの少し赤くなってるような…




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