Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
それからも恭介さんにからかわれ、恭介さんは私をからかうのがお酒のおつまみなのよね。
「そろそろ行くか?」
「はい、そうですね」
立ち上がろうとしたら
「危ないッ!」
慌てて恭介さんが支えてくれた。
「大丈夫か?」
「は、はい。久しぶりにピンヒール履いたからかしら」
「……」
「恭介さん?」
どうしたんだろう?
私を再び座らせ
「タクシー頼んでくる」
「えっ?大丈夫ですってば」
「お前…自分で気づいてないだけで、ちょっと酔ってるようだぞ」
「はぁ?いや、酔ってませんって」
「久しぶりに飲んだから…量が多かったみたいだな」
何だか完全に酔ってると決めつけられた。
恭介さんが香川さんにタクシーを頼んで
「タクシー来ましたよ。志織さん大丈夫ですか?」
ほら香川さんに心配かけちゃったじゃない。
「大丈夫ですよ。恭介さんが心配性なだけですから」
「ハハハ…そりゃ大事な志織さんですから」
「いやだぁ~」
思わず香川さんの肩を叩いてしまった。
「な、香川さん」
「確かに危ないですね」
「……」
香川さんにも酔ってると決めつけられた。