Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
無理矢理お風呂場へ連れて行かれ
「脱げるか?」
「だから酔ってませんって」
仕方ないので脱ぎ
あ~ぁ、このストッキングちょっと奮発したのに…ビリビリ。
「何落ち込んでんの?」
バスタブに入り
「どんくさいなって思って」
「……」
「久しぶりに恭介さんと二人でお出かけして楽しかったのに、最後の最後にこれですから」
「クククク…」
客観的に見たらそりゃ面白いでしょうよ。
そっと後ろから抱き寄せて
「そこが可愛いから」
「えっ?」
振り返り恭介さんの顔を見ると…凄く優しい顔
それに…綺麗だ。
「ん?」
「狡いです」
「はぁ?何が」
「き、恭介さん…綺麗な顔してるのに私は…おでこに絆創膏ですよ」
「……」
「可愛くないです」
恭介さんから顔を背けて俯いた。
「クククク…ば~か」
私の頭に顎を乗せて
「そこがお前の可愛いところだから」
「……」
「他の誰かがどう思うか知んないが、俺には誰よりも可愛いから」