Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



ガチャッ!


「ん、パジャマ着てないな。いい子だ」


私は涼ですか?


逆らうと怖いから布団にくるまっている。


「ん」


差し出されたのはミネラルウォーター



「あ、ありがとうございます」


受け取り飲む。


「えっ?」


その間におでこの絆創膏を剥がし張り替えてくれた。


フフフ…


今日は優しいわ。


「飲んだか?」


「はい」


コップを渡し


「これで酔いは少しは醒めたろ」


いや、だから酔ってませんから。


恭介さんがベッドに入って来て


そっと抱き寄せた。


口づけしようとするのを


「恭介さん」


「ん?」


「わ、私だけ…裸…恭介さんもバスローブ…」


恭介さんが一瞬驚いたような顔をして



「クククク…お前、まだ酔ってる」


「えっ?」


バスローブを脱ぎながら


「酔いを醒ます為に水を飲ませてんのに」


「……」


「抱いてる最中に寝られたら最悪だからな」


「き、き、恭介さん!」


な、何てことを言うんですか。


「だけど」


「……」


「ちょっと酔ってる方が積極的でいいかも」


「恭介さん…ゥゥン」



私が抗議の声をあげる前に口づけされて


―――


――





――


―――


――





「お前、やっぱり少し酔ってる方がいいな」


「えっ?」


「色っぽくて、いつもより情熱的だ」


「…ば、馬鹿」


「クククク…」


拗ねて布団に潜り込んだ私を力一杯抱きしめた。





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