Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
土曜日
「わぁ~ママ、まっしろだねぇ」
朝目覚めたら、其所は雪国。
涼はビックリ状態。
「涼、静かにね。パパはまだ寝んねだから」
「パパおねぼうしゃんだねぇ」
「フフフ…パパは遅くまで車の運転をしてくれてたの。涼は寝ちゃったけどね。だから涼、起きたら車の中じゃなくベッドで寝んねしてたでしょう。それにお外は雪いっぱいでしょう。パパが頑張ってくれたんだよ」
「そっかぁ」
「パパが起きてきたら『ありがとう』って言おうね」
「うん」
再び窓にへばりついて雪を見てる。
「ママ」
「なあに?」
「ゆきだるまつくれる?」
「うん、作れるよ。後から一緒に作ろうね」
「うん。ママ」
「うん?」
「あのね、りょうね、おなかがペコリなの」
あぁ~朝ご飯の時間が済んでるわ。
恭介さんまだ寝てるし。
ルームサービス頼もうかしら。
「ちょっと待っててね。もうすぐだからね」
「うん」
ルームサービスを頼んで