Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「じゃあ俺滑って来るから。昼には降りるからな。何かあったら連絡しろよ」
結局恭介さんがスキーしたいだけじゃない。
「ママ」
「あ、うん。行こう」
「じゃあな」
恭介さんはさっさとリフトで―
「ママ、りょうものりたい」
リフトにですか?
「う~ん涼はまだ小さいから駄目なんだよ。大きくなったらママと乗ろうね」
「うん、やくしょく」
小指を出して
「ゆびきりげんまん、うしょついたらはりせんぼんの~ましゅ、ゆびきった。ママ、やくしょくだよ」
「はいはい、約束。じゃあ涼、ソリ滑りしよう」
「うん」
プラスチックのソリを借りて涼と二人
「行くよ~しっかり掴まってね」
「うん」
――
―
「キャ~~キャハハハ…」
涼は大喜びだけど、これ案外スピード出るのね。
「ママ、もういっかい」
「はいはい」
――
―
「キャハハハ…ママ、もっと」
また~?
――
―
な、何回滑るのよ。
この体力には勝てないわ。