Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
部屋に戻って
涼はもう限界みたい。
「涼、歯磨きしよう」
歯磨きをさせ
「さ、寝ようね」
「ママ、まだあしょびたい」
フフフ… そのわりには呂律が回ってないし。
「明日またソリ滑りするんでしょ?ならもう寝んねしようね」
まだ不服なのか
「パパ」
恭介さんの首にしがみついた。
「涼、明日遊びたかったら寝ろ。寝ないと明日のソリ滑りも雪だるまもなしだ」
「パパ~」
涼、泣きそう。
「明日、パパとママだけソリ滑りや雪だるま作って遊ぶぞ。涼は今寝ないと明日遊ばないで寝てしまうぞ」
「ウ、ウェェ―ェン パパ~いやぁ~ママ~ ウワーァァーァン」
大泣き。
恭介さんから涼を受け取り
「ね、だから涼 寝んねしよう。ママも一緒に寝んねするからね」
「ヒック…グスン…ほ、ほんちょ…いっちょにねんねちてくれる…ヒックヒック…」
啜り泣きに代わってきた。
「うん、一緒だよ」
「ママ~」
私にしがみついてる。
「パパ~ご、ごめんなちゃい ヒック…りょうあちたあしょべる?グスン」
恭介さんが涼を抱き取り
「あぁ、涼はいい子だもんな。もう泣き止め。男の子だろ。男の子は泣いちゃおかしいな」
「あい。りょうはなきまちぇん。ヒック…パパ」
「ん?」
「りょう、いいこ?パパ りょう ちゅき?グスン」
「あぁ大好きだ」
「あ、あいがと。グスン」
ホントに我が子ながら可愛いわ。