Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
そして週末
「ママ」
「あら、もう起きてきたの?」
お休みなのに早いわね。
「ママ、おはなみ」
「うん、行くよ」
涼はニカァと笑って
「あのね」
「うん?」
「さなえちゃんね、おべんとたべたの。りょうもおべんと」
「うん、じゃあお弁当持って行こうね」
「うん」
よっぽど嬉しいのか私に抱き着いて
「ママ、だいしゅき」
「フフフ…ママも涼が大好きよ。さ、着替えましょうね」
「うん」
涼の着替えをさせ、恭介さんが起きて来るまでにお弁当を作りましょう。
「涼、パパが起きて来るまで遊んでてね」
「ママ」
何故か私に引っ付き
「どうしたの?」
「りょうね、おべんとつくるのてつだうね」
「お手伝いしてくれるの?ありがとう」
「うん」
「じゃあミニトマト洗ってくれるかな」
「うん」
踏み台に乗ってミニトマトを洗い始める。
「ママ、おにぎりとたまごやきもね」
「はいはい」
朝から賑やかにお弁当作り。