Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「で」
だから…何が『で』なのよ。
「お前をちゃんと楽しませたんだから」
「……」
「当然ご褒美はあるだろうな」
「……」
へっ?
ご、ご褒美ですか?
恭介さんの顔をマジマジ見ると
片方の口角を少しだけ上げて…ニヤリと。
「『志織見』させて」
「えっ?」
『志織見』って?
「キャッ!」
抱き上げられ
「花見じゃなく志織の全てを見せて」
「はぁ?」
私の全てをって…
「…ゥ~ゥゥン」
考える間もなく唇を。
――
―
唇が離れ
「愛したい」
「……」
「志織」
恭介さんの瞳はとても熱っぽく…
まるで私を焼き尽くすよう。
「志織」
恭介さんの首筋に顔を埋めて
「お好きなだけ『志織見』を」
私から唇を重ねた。
「ククク…」
抱き上げて寝室へ
―――
――
―
――
―――
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―
優しく『志織見』を…