Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「あ、ママ うみだよ」
「あ、ほんとだね」
「キラキラしてるねぇ」
「フフフ…涼は海が好き?」
「うん。パパ」
「ん?」
「うみでおよげる?」
「ん~涼は泳ぎたいのか?」
「うん」
いや、まだ泳げませんけど。
「プールじゃ駄目か?」
「プール?あるの?」
「あぁ」
「う~んとね、りょうね、うみとプールでおよぎたいの」
欲張りさんね~
確かに海では泳いでる人もいる。
「涼、今回はプールにしよう。夏休みになったら海で泳ごうな」
ウインドサーフィンやボディサーフィンしてる人達が多いから涼には危ないような気がするし。
「う~ん。わかった。パパやくしょくね」
「あぁ、約束だ」
「ママ、プールでおよご」
「ママね、水着持って来てないからパパと泳いでね。ママは見てるから」
「えっぇぇぇ?ママおよがないの?」
「うん」
「志織、水着ないなら買って」
「いえ。ちょっと入れないから」
「…あぁ」
恭介さん…もしかして。
まぁ、いいか。
「さっ、着いたぞ」
車を降りて
「わぁ~おおきいねぇ」
口をポカンと開けて見上げてる。