Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
結婚して五年になるのに、恭介さんは薔薇を咲かすのが好きだ。
胸から恭介さんに目を…
……!!!
恭介さん…
だ、駄目です、その目は!
色っぽく熱を帯びてる。
か、顔が赤くなる。
「志織」
「……」
胸がドキッと高鳴る。
「志織」
私の指を取って一本一本にキスを…
恭介さんの首に顔を埋め
「…大好き…愛してる」
「フッ」
私の頬に手を掛けて…
そっと口づけを。
―――
――
―
「…これ以上は…ストップだな」
チュッ!
もう一度唇にキスをして
「奥様、ぼちぼち寝ますか?」
へっ?
「は、はい」
膝から降りようとしたら
「キャッ!」
お姫様抱っこをされ寝室へ
そっと涼の横に寝かされて…
「おやすみ」
もう一度キスをして…私を後ろから抱きしめて首筋に顔を埋めた。
「フフフ…」
「ん?」
「今晩は背の順ですね」
涼、私、恭介さんと。
「フッ だな」
お腹をそっと撫でながら
「もう寝ろ」
「はい。…恭介さん」
「ん?」
「6周年は四人ですね」
「ん」
「これからも…ずっと一緒ですよね」
「…当たり前だ、ば~か」
「何十年経っても…」
「あぁ、お前がしわくちゃの婆さんになっても愛してやるから心配すんな」
しわくちゃの婆さんって。
「私も恭介さんがしわくちゃのお爺ちゃんになっても愛しますから」
「ククク…ば~か」
強く抱き締められた。