Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



河川敷で


「涼、花火上がるよ」


「うん」


だけど周りに人が多く


「涼」


「なあにパパ」


「見えないだろう?肩車してやるから」


「うん」


涼を肩車して


「わぁ~たかい。よくみえるよ。ママ」


「なあに?」


「ママはみえる?パパにかたぐるましてもらわなくても」


「クッククク…」


「恭介さん、笑いすぎです!涼、ママはパパに肩車してもらわなくても見えてるから」


「そぉ?」


「うん、ありがとうね」


また親父さん達は笑ってる。


だけどいくら俺でも腹の大きい志織を肩車は無理だ。


フッ 子どもの涼の発想は大人の考えないような、まぁ、志織を思ってのことなんだが…面白い。


――





花火が終わって涼を降ろし


「じゃあ帰ろうか」



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