Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
家に戻り涼と一緒に風呂に入り
志織が入ってる間に涼は先に夢の中
「あら、涼もう寝ちゃったんですか?」
「あぁ」
高藤の家で泊まる時は二階の和室
涼は志織の布団で寝ている。
志織が涼の頭を撫でながら
「フフフ…私のお守りで疲れちゃったんでしょうね」
「かもな」
俺達も布団に横になり
「ね、恭介さん」
「ん?」
「涼に一体何を言ったんですか?私から片時も目を離さないのはよっぽど脅したんですか?」
俺を睨んでるし
って…何で息子を脅すんだよ!
「ば~か。誰も脅してなんかねえよ。ただ」
「ただ?」
「『ママのお腹には赤ん坊がいるから大変だから涼はママの言うことを聞いて手伝いをしてパパのいない時はママを守ってやれ』って言っただけだ」
まぁ、律儀に守りすぎだが。
「そうなんですか」
「あぁ。だからちょっと煩いけど涼の思う通りにさせてやれ。アイツもお兄ちゃんになる為にはいい経験だ」
「フフフ…そうですね。この子を守るから生まれてもヤキモチ妬かないかも」
と言いながら俺を見てるし。
俺がヤキモチ妬くって言いたいのかよ。
「志織、お前な」
「…ぅう~ん。パパ…おとこのやくしょくだよ。ママはりょうが…ね」
フッ 寝言か。
夢の中でも志織を守ってんのか、涼は。
「フフフ…ありがとうね、涼」
志織が涼の額にキスをして
「恭介さんもいつも守ってくれてありがとう」
俺の唇に唇を重ねて
「おやすみなさい」