Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「じゃあ帰るわね。明日朝に来るから」
「うん。涼をお願い。涼、お祖父ちゃんとお祖母ちゃんの言うことを聞くのよ」
「ママ、りょうはいいこだからいうことききます」
フフフ…毎回毎回同じことを言って膨れてる。
「うん」
お父さん達が帰って、病室には恭介さんと二人
「一週間くらいで帰れると思いますので」
「ん、大丈夫だ」
「涼をお願いしますね」
「ん」
「初めて私と離れ離れになるから…淋しがるかと」
「大丈夫だから」
「私の分もギュッてしてやって下さい」
「フッ お前の方が淋しいんじゃないか?」
「……」
「ん?」
「だ、だって…」
「ん?」
「…恭介さんも…いないんですよ」
「フッ ば~か!淋しいのはお前だけじゃない」
「えっ?」
「前にも言ったろ。お前が横にいないと熟睡できねえって」
「…恭介さん」
何だか知らないけど涙が…
「フッ 泣くな」
指で涙を拭い瞼にキスを
「寝るまで傍にいるから」
「はい」
髪を優しく撫でてくれる。