Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



「恭介さん、新入社員にあんなにきつく言ったら恐がります」


「知るか!お前にちょっかい出してたんだぞ」


「ち、ちょっかいって…何を言ってるんですか?私が恭介さんの奥さんだってみんな知ってますよ」


「新入社員は知らないだろが。この間も去年入った奴がお前が俺のだと知らないでナンパ仕掛けてたって誠が言ってたぞ」


「誠さんが面白がって話をオーバーに言ってるだけですよ」


「はぁ~お前は自覚が無さすぎ」


「えっ?恭介さん、私、もうママなんですよ。去年入った人もさっきの森山君もかなり年下ですよ」


「見た目はお前の方が下に見える」


「き、恭介さん!ど、どうせ私は子どもっぽい顔です。悪かったですね」


相変わらず童顔がコンプレックスなんだから。


何でだろ?


可愛くていいじゃねえか。


だけど


マジに膨れてる。


コイツはやっぱり馬鹿だ。


その膨れっ面がどんなに可愛いか気づいてない。


こんな顔をアイツ等が見たらやばいだろに。


抱き寄せ


「膨れんな」


「膨れてません」


充分膨れてる。


「志織、悪かった。ヤキモチ妬いただけだ」


「……」


「お前は子どもじゃないから」


「……」


「なっ!」




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