Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「ひな、ちょっと」
「なあに?おにいちゃん」
陽菜は声が大きいです。
僕は唇に指を当てて
「しっ!」
陽菜は声を小ちゃくして
「なあに?」
「いいからこっちに」
「うん」
陽菜を連れて二階の僕の部屋に。
「ひな」
「うん?」
「あしたのにちようびなんのひかしってる?」
「なんのひ?ひなのたんじょうび」
「それは3がつにすんだよ」
「もういっかいないの?」
「たんじょうびは1ねんにいっかいなの」
「ふ~ん、つまんないねぇ」
陽菜は何も知りません。
馬鹿じゃないとは思うんですが。