Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「お前、最近何かと言うと『涼と私』つうだろ」
「そ、それは」
「ん、分かってる。だけどたまに疎外感を覚えるんだよな」
「恭介さん」
「理不尽なヤキモチだとも思う。俺も涼が大事だ。でも…どうしようもないな俺。他の父親もそんな風に思ってんのかな」
「恭介さん」
チュッ!
俺の唇に軽くキスをして
「涼は恭介さんなんですよ。私と恭介さんなんです。恭介さんと私の子どもだから愛しくて…恭介さんと私の子どもだから大事で…子どもって『愛の結晶』って言いますけど、まさにその通りで…恭介さん妬くことなんてないんです。涼と二人きりの時でも恭介さんはいるんです、涼の中に。恭介さんもそうですよ、恭介さんが涼と二人きりの時でも私はいるんです、涼の中に」
「フッ そうだな」
「はい…じゃあ仕事に戻りますね」
「あぁ」
志織が俺から離れドアを出る時
「恭介さん」
「ん?」
「誰よりも大好きですから。恭介さん以外の男性に興味ないですからね」
バタン!
フッ
スゲ~爆弾を落として行った。
これからまだ仕事が山のようにあるのに
「ば~か」