Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
下に降りたらもうパパは座ってました。
テーブルにケーキと花瓶に入れたカーネーション
パパとママの前にはコーヒー
僕と陽菜の前にはオレンジジュースがありました。
「さ、二人とも座って」
「ママ」
「ママ」
僕と陽菜がママに
「はい」
画用紙を渡しました。
「ママにくれるの?」
「うん。ママみて」
「みて」
ママが画用紙を見て
「…涼、陽菜ありがとう。とても上手よ。二人で描いてくれたの?恭介さん見て下さい」
「ん」
パパが見て
「ほぉ~上手く描けてるな」
「ひながかいちゃの」
陽菜がまた偉そうに言いますが陽菜は花の色を塗っただけです。
「そうか。陽菜上手いぞ」
「ヘヘヘ…」
「涼も字が上手になったな。それにママの顔も可愛く描けてる」
「うん」
僕が描いたんだと分かってくれました。
ママは画用紙を見て…また泣いてます。
「ママうれちい?」
陽菜が聞いてます。
さっきのことを覚えていたみたいです。
陽菜は馬鹿じゃないみたいです。
よかった。