Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「さ、花火をしようね」
「うん」
花火をして、それから織姫様と彦星様を探して(僕にはよく分からないけど)
陽菜がまた歌っています。
「しゃしゃのは~しゃらしゃら…」
あ、今、お星様が光ったように見えました。
流れ星かな?
お願いすればよかった。
「陽菜が僕の言うことを聞きますように」って!
「おにいちゃん、どうしたの?」
陽菜が抱きついてニコッと。
「なんでもないよ」
ま、いいか。
陽菜は可愛いからちょっとくらい言うことを聞かなくても許してあげよう。
だって僕は『お兄ちゃん』なんだもん。
ね、パパ、ママ!
そして、もう一回言うね。
結婚記念日おめでとう。
パパとママが結婚してくれて本当によかった。
だってパパとママが結婚してくれたから僕と陽菜のパパとママなんだもんね!
*Fin*