Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「涼、絵は?」
「ちかよらせなかったからだいじょうぶなんだけど」
「ゥゥワァァァ~」
私にしがみついて泣いている。
「陽菜、どうして泣いてるの?」
「ゥゥワァァァ~お、おにいちゃんが~ひなにでていけって~はいっちゃだめだって~ひ、ひななんにもちてないのに~お、おにいちゃんなんてちらいだ~ワァァァ~」
「陽菜」
「あぁ、きらいでいいよ。だからでていってよ。かけないんだから」
涼も我慢の限界がきたみたいで私と陽菜を部屋から出した。
「マ、ママァ~ひな…おにいちゃんがちらいワァァァ~」
まだ泣いてる。
下に連れて行き
「陽菜、泣き止もうね」
「ゥゥワァァァ~」
はぁ~どうしましょう。
陽菜を抱っこしたままご飯の支度をして…その間、啜り泣きにはなったけど「ヒック…ヒック…グスン」と。
こんなのも珍しいわね。
陽菜が此処まで泣くなんて。
喧嘩はたまにするけどこんなのは初めてだ。