Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



「涼、絵は?」


「ちかよらせなかったからだいじょうぶなんだけど」


「ゥゥワァァァ~」


私にしがみついて泣いている。


「陽菜、どうして泣いてるの?」


「ゥゥワァァァ~お、おにいちゃんが~ひなにでていけって~はいっちゃだめだって~ひ、ひななんにもちてないのに~お、おにいちゃんなんてちらいだ~ワァァァ~」


「陽菜」


「あぁ、きらいでいいよ。だからでていってよ。かけないんだから」


涼も我慢の限界がきたみたいで私と陽菜を部屋から出した。


「マ、ママァ~ひな…おにいちゃんがちらいワァァァ~」


まだ泣いてる。


下に連れて行き


「陽菜、泣き止もうね」


「ゥゥワァァァ~」


はぁ~どうしましょう。


陽菜を抱っこしたままご飯の支度をして…その間、啜り泣きにはなったけど「ヒック…ヒック…グスン」と。


こんなのも珍しいわね。


陽菜が此処まで泣くなんて。


喧嘩はたまにするけどこんなのは初めてだ。




< 650 / 1,863 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop