Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「涼、泣かないの」
「ワァァァ……」
声は大きくなる一方。
「恭介さん」
「はぁ~仕方ねぇな。涼、熊五郎とペン太郎を連れて行ってもいいぞ」
「ワァァァ…ヒ、ヒックヒック…い、いっちょ…ヒック」
「あぁ」
「よかったね涼。さっ、顔を拭こうね。泣いてたら熊五郎達に笑われるよ」
「ぅ、うん」
「パパにありがとう言おうね」
顔を拭いて
「パーパー あいがと。くぅもペンもパーパーにあいがとっちぇ」
パパにしがみついてる。
こうなると恭介さんもデレデレなんだから。
「ん。涼」
「あい」
「男の子はそれくらいの事で泣いちゃ駄目だぞ」
「あい。りょうはにゃきまちぇん」
「ん。涼はいい子だ」
抱き上げて、ギュッとしてるし。