Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「パパ」
「ん?」
晩ご飯を済ませてリビングで新聞を読んでいる恭介さんに
「なつやすみどこいくの?」
「……」
「おにいちゃん、どこかいくの?」
私の手伝いをしていた陽菜が二人の側に
「うん。ひなもほいくえんなつやすみになるだろ。おにいちゃんはしょうがくせいだからもうなつやすみだし」
涼はこの4月から小学一年生
保育園とはやはり違い一ヶ月以上の夏休み。
「パパとママもおやすみあるんでしょう?」
「あ、あぁ」
食後のお茶の仕度をして
「はいコーヒー、涼と陽菜はプリンね」
テーブルに並べて
「あ、プリン」
私の隣に座り陽菜は嬉しそうにプリンを食べている。
涼も一旦話しは中断してプリンを頬張る。