Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



「ひな、おきて!おりるよ」


「……」


駄目です。


爆睡してます。


う~ん、どうしよう?


降りなきゃいけないのに。


「坊や、どうする?妹ちゃんすっかり眠ってるわよ」


「はい」


仕方ない。


僕はリュックを下ろして陽菜の腕に掛けて、おばちゃんに


「すみませんがひなをぼくのせなかにのせてください。おんぶするから」


「おんぶって大丈夫?」


「はい、だいじょうぶ」


「分かったわ」


おばちゃんが陽菜を抱き取り僕の背中に。


「あ、ありがとうございました」


扉まで一緒に行ってくれて


「気をつけてね。向かいのホームから乗るのよ。三つ目の駅で降りてね」


「はい」


おばちゃんと別れて向かいのホームへ。




< 750 / 1,863 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop