Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
結構陽菜も重たいです。
いつ起きてくれるんだろ?
ベンチに座りたいけど立てなくなりそうだし我慢我慢。
お兄ちゃんは大変です。
あ、電車がきました。
何とか乗って…座りたいんだけど。
キョロキョロしてると
「坊主、こっちに来い」
坊主って…僕のこと?
その声をかけたおじさんが僕の前に来て
「彼処が空いてるから座りな」
席へ案内してくれました。
そして陽菜を抱き取り座らせてくれました。
「おじさん、ありがとう」
「いいってことよ!坊主はこのおチビちゃんと二人だけかい?」
「はい。えきまでパパとママにおくってもらって、おりるえきにはおじいちゃんたちがむかえにきてくれるの」
「そうか、偉いな小さいのに二人で」
また何だか知らないけど褒められちゃった。