Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



RIRIRIRI…


う、う~ん、もう朝か。


目覚まし時計を見ると…まだ7時です。


今日はお休みだから8時で…


だ、駄目だ!


起きなきゃ!


今日は僕と陽菜が朝御飯作るんだから。


慌てて着替えて陽菜を起こしに。


よく寝てる。


「ひな、おきて」


駄目です。


起きません。


仕方ないな。


耳元で


「ひ・な・お・き・て~」


大きな声で言うと


「う、う~ん」


漸く目を開けて


「お、おにいちゃん」


「ひな、あさごはんつくらないと」


「あしゃごはん…あ、うん」


やっと思い出したようです。


「ひな、きがえようね」


「うん」


陽菜の世話をすると約束しました。


陽菜の服はママが夕べに出しておいてくれました。


パジャマを脱がせて何とか着替えさせ…


あ~疲れた。


靴下履くのだって中々なんだもん。


「おにいちゃん、かみくくって」


えっ?


あ、そうか。


陽菜はいつも二つにくくってます。


う~ん僕に出来るかな?


でも今は時間がないし。


「ひな、ごはんすんでからくくってあげるからね。いまはとくだけにしよう」


「う、うん」


陽菜の髪は寝癖でぐちゃぐちゃです。


ブラシで梳く…んだけど


「おにいちゃん、いたい」


髪が細くて柔らかいので縺れてます。


「ごめん。もうちょっとだから」 


何とか梳かして


「さ、ごはんのよういだ」


「おにいちゃん、おかおあらわないの」


忘れてました。


急いで歯磨きと顔を洗わせてキッチンへ。





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