Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
いよいよ出発です。
でも家を出る時に事件がありました。
陽菜が
「くぅとペンもいっしょ」
と言って熊五郎とペン太郎を部屋から引きずって来ました。
「陽菜、熊五郎とペン太郎は駄目だ」
ってパパが言ったら
「いや~」
「ひな、くぅとペンはおるすばんだよ」
僕が言うと
またまた
「いや~」
陽菜は頑固です。
パパに似ていると僕は思います。
「陽菜、熊五郎とペン太郎を連れて行ってあげたいのは山々なんだけどね、熊五 郎とペン太郎にはこのお家を守るってい う大事なお仕事があるの。だからね、お 土産を買ってこようね」
ママが言うと
「おちごとなの?じゃあちかたないね。 くぅ、ペンおちごとがんばってね」
熊五郎とペン太郎をリビングのソファーに座らせました。
「クッククク…」
パパが笑っています。
「涼の時と一緒だな」
「フフフ…そうですね」
僕には何が一緒なのか分かりません。
それより
「はやくいこうよ」