Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
去年までは陽菜もよく分かってなかったけど、3月7日に3歳になるから雛祭りが分かるようで、雛人形を見てニコニコしている。
「ママ」
「なぁに?」
「ひなはおひなしゃま?」
「う~ん。陽菜は「ひな」って名前だけどお雛様とは違うのよ」
「ちがうのかぁ。おひなしゃまならよかったのにね」
さも残念そうに。
「お雛様になりたいの?」
「うん。あんなのきて、あたまにあんなのつけたいの」
「十二単衣に髪飾りがしたいの?」
「うん」
う~ん 十二単衣は無理でも着物くらいなら。
七五三に来たのがあるし。
「じゃあ お雛様の日に着物着る?」
「ほんと?ひなきたい」
嬉しそうに抱きついて来た。
「うん、じゃあお雛様の日に着ようね。 お祖父ちゃん達やおじちゃん達も来る し」
3日は日曜日なんで両方の両親、瑞穂さん一家、お兄ちゃん一家が勢揃いする。
瑞穂さん所は男の子二人だし、お兄ちゃん所は6月に初めての子供が産まれるの で今は、陽菜だけが唯一の女の子。
だから今年はお休みだから雛祭りパー ティーをしようと言うことに。