Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~
「寝たか?」
「はい」
恭介さんはお酒を飲んでいる。
「飲むか?」
「いえ、これから雛人形を片付けないと」
「これから?明日でいいんじゃないか」
「駄目ですよ。明日朝陽菜が起きて来て出してあったらまた駄々こねますよ。片 付けてって言ったのにて」
あれで頑固だから。
「一回言い出したら聞かないからな。お前に似て」
「……」
いや、恭介さんに似てるんですけど。
「ん?」
「な、何でもないですよ。片付けますね」
「はぁ~仕方ねえな」
恭介さんも手伝ってくれて何とか片付い た。
七段飾りのお雛様は立派でいいんだけど 出し入れが大変なんだよね。