Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~

陽菜の夢




◇◇◇◇◇



「陽菜ちゃん、陽菜ちゃん」



「……」



「陽菜ちゃんったら!起きて」



「う、う~ん」



誰かが陽菜を揺すっています。



誰なのよ~陽菜は眠たいのに。



「陽菜ちゃん」



仕方なしに目を開けると



「あ、くぅにペン」



そこにいたのはぬいぐるみの熊五郎とペン太郎でした。



「陽菜ちゃん、早く早く」



「えっ?」



二人(二匹?)に腕を掴まれ



「はい、これ」


渡されたのは、クリスマスプレゼントにパパとママから貰った『魔法少女リリー』のバトン



「早く着替えて」


「えっ?」


着替えてって?


「陽菜ちゃんはそのバトンがあれば『魔法少女陽菜』になれるんだよ」


えっ?


魔法少女陽菜に?


「うん。だから早くバトンを振って」


「あ、うん。エイ!」


バトンを一振り


あらあら!


パジャマからピンクのワンピースになったよ。


陽菜は魔法少女陽菜に変身しちゃった。




< 976 / 1,863 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop