雲雀の如く
雲雀様には申し訳ない気持ちでいっぱいです……。
ですが、私はずっと耀様を見てきました。
断ることなど、
そんな勇気など、
私は持っていないのです。
相変わらず、耀様は私をずっと見ている。
目を逸らさずに。返事を待っている。
私が返事をしなければ……。
申し訳ございません。
雲雀様、
私を恨んでください。
「───はい、耀様」
こんな決断をした私を、
雲雀様は許してくださいますでしょうか?
私を、
許さないでください。