雲雀の如く
第2章-雲雀-

耀side


今、私はなんと申した…?


結婚してくれ



やはり、満月が出ると本来の姿が見えてしまう。


目が霞むのだ。


胡蝶が、雲雀に見えてしまう…。

月のせいなのだろうか。



申し訳ないことをしてしまった。





胡蝶が返事をした。


私は無言でその場を立った。



「…耀?何処へ、」


「…すまぬ」


「っ、耀様!!」












< 17 / 36 >

この作品をシェア

pagetop