雲雀の如く


「雲雀…。会いたかった」


「っ、耀様、」


優しく、強く私を抱きしめる。



「私の雲雀…」



「はい、耀様」



「少し、散歩せぬか?」



「はい」



雪がしんしんと降り積もる。



それが、すごく綺麗だったことが



今でも覚えている。






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