雲雀の如く


私を好いて居ると



叫ぶ胡蝶は、雲雀よりも



綺麗で儚いと思った。





気持ちが揺らぎそうに、



いや、揺らいでしまった。




雲雀……、



私を許してくれ。



だか、胡蝶が私にしたことは、許せることではない。




「耀様、私を許して下さい」



そう言って、



私の唇に口づけをした。




「今日のことは、お忘れを」





意識がはっきりしない…





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