雲雀の如く

耀side

私は、死んでなどいない。


雲雀………、



会いたくて仕方ない。


でも、会いに行けないのだ……。




もう少ししたら、迎えに行く。



その時まで、まだ私のことを変わらぬ想いで居てくれ………




「…耀様、胡蝶(こちょう)でございます」





「あぁ、」






待っていてくれ、雲雀……。



必ずしも、迎えに行くぞ。






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