LOVEMERODY



「あ゛ー!!重い!!!」



あまりの重さに思わず叫ぶと聖ゎ顔を歪めた。



うるさいって言いたいんやろな。



「もぉ少しなんだから頑張ってょー!!亮、それでも男でしょ?」



頬を膨らませた蒼に説教された。



俺ゎ正真正銘、男ゃ!!



そんな仕草が似合う蒼こそ本当に男か?



て疑いたくなる。



そんなこと言ったら蒼、切れるんやろな〜。



意外にも自分が女っぽいの気にしてるみたいゃから。


「あ、倉庫見えてきた。2人とも、もー少し頑張って。」



自分だって重いくせに人の心配をする聖。



それって良いところでも悪いところでもあるょな。



仲間…なんゃけどな。



………てあかん!!



辛気臭いやんか。



笑顔、笑顔。



「亮?何1人で百面相してるのぉ?」



蒼が気味悪そぅに俺の顔をのぞく。



よく考えてみりゃー端からみたら気味悪ぃな。



「なんでもねー。」



俺ゎいつもの笑顔でニカッと笑う。



蒼が何かちっさな声で言ってた気がしたんゃけど…



ま、いっか☆



「はぁ、やっとつきましたょ。」



レッスンスタジオに着くと聖ゎドサッと音を立てて買い物袋を置く。



そして一息着くと、聖ゎもう一度荷物を持ち



「よし、明ちゃん達の所行こっか。」



と言って歩きだす。



よっしゃ、あと一息やな!


そして俺と蒼も聖の後を追いかける。



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