友恋。

片想い。



四月の入学式の日


一目惚れした相手は隣の席にいた彼女→カナさん。


ちなみにあたしはユキナ。


カナさん本当にあたしの好みどストライクで友達として仲良くなってみたら性格も最高。


趣味もあうし声も好みスタイルもいいし勉強も教えてくれる。


春休みに我が家に泊まりに来たり遊びに来たりした時は他の子もいたからかそんなにドキドキしなかったし気にもならなかったのに……



いつの間にこんなに可愛くなったんだろう…


彼女と普通に友人として出会ったのは中学二年の時。


正確には友人の友人として出会ったのが最初だった。


第一印象はそんなに良かった覚えはないんだけど…

高校で出逢った時はびっくりするくらいときめいたんだ。


どこが好きとかじゃなくて…全部でもなくて、ただ好きなの。

世界の誰よりも好きでそばにいてほしくて守りたくて愛しいの。

あたしだけのものにしたいし
あたしだけの女でいてほしい。


そんなちょっと異常なんじゃないかと思えるくらいな気持ちに気づいてからああ、相手は女の子だけどあたしは恋してるんだなって認識した。


女子校に入ってから恋なんて久しくしてなかったからわからなかったのもあるし小学校の頃は普通に男の子に恋してたから気づけなかったのね。



でも気づいてからすごく納得がいったしそう思う事に抵抗もなかった。


周りと違っても
あたしがカナさんを
好きな事は変わらないし変えるつもりも無い。


大げさな話をすればカナさんがいるならあたしは周りの人みんなに拒絶されても生きていけるんじゃないかとさえ思う。


だってカナさんを想うだけで
幸せだし、時間も忘れるし
これを恋と言わず認めずどうするよ?


それに。
カナさんは女の子として人間として恋愛対象として

申し分ないほどに素敵な人なんだ。

今までの友達のままじゃ嫌だって思うんだ。


今は片想いでも…いつか。

いつの日か…

想いを伝えられますように。





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