無口彼氏と遠恋中
文化祭……真琴来れるかな?
メイド服姿のあたし、見せたぁ~い!
『みみ、可愛い』
とか言ってくれちゃったりして!?
いやぁ~んもうっ!真琴~!
「…コホンッ。栗原さん、心の声漏れてるから」
「え?」
わざとらしく咳払いした委員長にハッとして、周りを見ればクラスメートが哀れみの目を向けていた。
ちょっ…はず!
「とっ…ということで、うちのクラスはメイド喫茶に決まりです!」
「メイド喫茶ね~」
「うんうん、メイド服ね~」
なんかもう、見守るような微笑みを浮かべてるし……。
恥ずかしすぎる!