キミと僕の証
病院に着くと、受付にかけ込んだ。
「あの!すいません!若い男の…」
「はい」
「ごめなさい、やっぱり大丈夫です…」
バカだ。何言ってんだろ私。
名前わかんないのに、
この大きな病院から人の特徴で
受付の人がわかるはずがない。
こうなったら、自力で探すしかない。
私は病院のなかを見渡しながら
歩き始めた。
「はぁ~、だいぶ探したな…」
探し始めて二時間がたった。
少し休憩するために自動販売機のある
休憩室に入った。
ガタガタガタン
「ああぁ!!!いた!!!!」
「えっ!?!?」
探していた昨日の若い先生が
缶コーヒーを買っていた。