キミと僕の証



「この栞に見覚えない?」


私は持っていた栞を見せた。


「これ、昨日僕が無くした…!!!!」


「私も同じものを持っているの」


青年は驚いたような顔でまた私を見た。


「キミは… さくらちゃんなの?」


「うん そうだよ和くん… 久しぶりだね!!」


和くんの瞳の奥には
寂しさを感じるものがあった。


「ずっと会いたかった」


突然、和くんは私に抱きついた。


「え////」





















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