キミと僕の証
桜の木の丘についた。
「久しぶり!お母さん」
桜の木に抱きついて樹木に耳を当てた。
すると、私を歓迎しているかのように
優しい風が吹いた。
幼い頃の記憶がよみがえる。
「さくらー」
「なぁに??ママ」
「さくらに良いこと教えてあげる!!」
「いいことー??」
「うん!
この桜の木はね、運命の木なの。」
「運命の木ー??」
「そうよ!!
この桜の木の下で出会った二人は
永遠に結ばれるの!!」
「えいえんに?えいえんってなぁに??」
「ずっとって事よ!
さくらにも将来、ステキな人ができると
いいわね!!ママ楽しみだなー♪」
「うん!さくらも楽しみ♪」
パッと 我に帰ると
カタン
と樹木の反対側で音がした。