眠り姫【短編】

―ガチャ

重たい扉を開けば、そこに広がるのは、雲一つない綺麗な青空。

「…きれい」

思わず呟いた。

「君もそう思う?」

突然声が聞こえるから、慌ててそっちへ振り向いた。

「やぁ。」

そこにいたのは、青空に溶け込めそうな銀髪の少年だった。
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