その手の中に
鏡夜
私は家を出た。
(早くに起こしてわるかったかな?)
ほんの少し反省しながら、
すぐ隣の鏡夜の家に向かう。
すると鏡夜が玄関からでてくるのがわかった。
「いってきまーす」
「鏡夜!!」
私は小走りで鏡夜のところにいった。
「お、美桜。おはよ!」
鏡夜はとてつもなくかわいい笑顔であいさつしてきた。
(鏡夜も楽しみにしてたんだな。)
そうおもいながら私の顔はにやける。
「なににやけてんだよ」
そう言ってきた鏡夜の顔も緩んでいる。
「お前もだろっ!」
「へへっ♪」
上機嫌だな!
幸せオーラがにじみ出ている私たちは
早く遊びたいという気持ちで
胸がいっぱいだった。