その手の中に

「で、結局くるの?こないの?」

「いってやらんこともない。」

(ひねくれている…)

「来たいのね。」

「…うん」

(かわいいな。)

「じゃあ一緒にアイス選ぼ。
どっちが早くたべれるか競争しようよ」


「…なにそのセリフ。」


「少女マンガでよくあるじゃん。『あそこまで競争よ♪』みたいな。」



「少女マンガよまねーから知らねえし。どうせ一世代前のヤツだろ。」



「いいからいいから。やるの?やんないの?」


「まぁいいか、受けて立つよ」




鏡夜が笑う。



そんなしょうもないことをしながら


私たちはスーパーをまわる。

途中よけいなものを見たり

同じ所を何度もまわったりした。

結局


二人で悩んだ末に

「ガリガ○くん」+余計なものを買って


スーパーを後にした。


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