その手の中に




俺の背後にへんな気配を感じた。



開けかけたドアを咄嗟に閉める。




ガチャン!!





振り返ろうとした矢先




腕に鋭い痛みが走った。



「ぐ…っぁっ」




薄暗くてよく見えなかったが




腕から温かいものが流れ出るのを感じる。



休む間もなく次の刺激がくる。



ザシュっ…



「うぁぁあぁぁっ!!!!」



ガタン!!!!と大きな音とともに



俺は崩れ落ちた。





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