君がくれたもの。
彼。
九条ソラ。


15歳。


色素のうすい髪の毛。


透き通るような肌。


モデル顔負けの整って少し幼い顔。


ソラと話してる間私は彼に見入ってしまっていた。


「…あのさ、俺の顔になんかついてる?」


「え!いや、すっごい綺麗な顔だなーって思って」


「ふっ。そりゃどーも!俺、もう行かなきゃ」


「え?もう?」


「ごめんな。俺、診察あるから。」


「あっ、そっか!わかった。楽しかった!ありがとう。」


私達はこの短時間で随分仲良くなっていた。


「俺も!じゃあな!」
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