君がくれたもの。
ふと、顔をあげるとソラが立っていた。


「どう…して…」


まだ午前中だ。


ソラがくるのは決まって夕方。


この時間に来るのは珍しい。


「ロビーでさ。のんちゃんが泣きながら屋上に行こうとしてるとこみたから。」


その言葉がとても暖かくて


また涙が溢れ出た。
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