君がくれたもの。
ソラは私の横に腰を下ろし


何も聞かずに肩をさすってくれた。


私が落ち着くまでずっと。


「…ヒック…ヒック」


少し落ち着いて私はそらにきいた。


「ヒック…なん…で、なにもきかないの?」


「言いたくないこともあるかなって思って。」


ソラはやっぱり優しい。


何も言わずにそばにいてくれる


「そらは…優しすぎるよ…」


その優しさが暖かくてまた涙がでてきた。


「じゃあ、聞いていい?のんちゃん。なにがあったの?なんでそんなに泣いてるの?」

そらの声はすごく優しかった。
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