君がくれたもの。
「辛かったね。話してくれてありがと。」


そういって優しく頭をなでてくれた。

その細くて、でも男の子と感じさせる大きなてが


とても暖かくて胸が締め付けられた。


「お礼を言うのはこっちだよ。」


ソラは可哀想とも、同情もしなかった。


「ははっ。初めてだよ。自分の事誰かに話したの。」


「のんちゃん。ありがとうね。」


「・・・りたい。ソラのこともしりたい」


私、まだ空のことなにもしらない。そう思った。


私の言葉にソラは


「・・・そうだね。のんちゃんも話してくれたもんね」


そういって微笑んだ。


そらはゆっくりと口をひらいた
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